装用すると灼熱感が生じる場合
- レンズに洗浄液、洗浄保存液、消毒液がついている
- 目が乾燥している
- フィッティング不良(スティーブフィッティングでレンズが角膜を圧迫している)
- 角膜障害(点状表層角膜症、角膜上皮びらん、角膜浸潤、角膜潰瘍)
4は1〜3によって起こることもあります。ハードコンタクトレンズ
はケースから取り出したあと、水道水でよくすすいで洗浄保存液を洗い流してから
装用しないと、目にしみることがあります。ソフトコンタクトレンズを装用し、過酸化水素水
消毒をしている人は、きちんと中和してから装用しないと、過酸化水素が目にしみて、
充血、流涙などの刺激症状が現れるだけでなく、角膜障害や結膜障害を起こします。
中和後もしみる場合は、再度中和剤ですすいでから装用してください。
2の目の乾燥については、目が乾くで説明したとおりです。
3のスティープフィッティングによる灼熱感はハードコンタクトレンズ装用者に多く
見られます。ハードコンタクトレンズでは、角膜に傷がついているとちょっとした刺激で
しみたり、そのほかの症状が出現したりしますが、ソフトコンタクトレンズ症状を軽減し
自覚しないことが多いので注意が必要です。